盆栽>斜幹に仕立てるテクニック

枝くばりがポイントの斜幹にしててるコツについてです。

風になびくように幹を斜上させた、単純な樹形に見えますが
枝くばりが不適当だと見るからに不安定な姿になります。
比較的仕立てにくい樹形だといえます。

盆栽樹形のひとつで、幹が斜めに立ち上がっているものをいいます。
風に吹かれている樹を表現しているので、風下方向の枝を伸ば
すと雰囲気が出ます。力強い根張りを持ったものでないと安定感
が出ないのでむかないです。

第一のポイントは、斜上する幹の逆方向に伸ばす枝の長さと角度
です。その枝から生まれう重心の位置によって樹形を安定させるの
がコツです。幹が細い木は瀟洒な印象を与えますし、太い幹なら
風が騒ぐような情景を味わうことが出来ます。

注意したいのは樹芯で、必ず上方へ向けておくことが大切です。
幹軸に合わせて鈍角に斜上させてしまうと、木の生気が感じられなく
なります。